臨床研修プログラム紹介
沖縄県立中部病院
  
      皆様
    沖縄県立中部病院総合診療科より、日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療後期研
    修プログラムである「島医者養成プログラム」家庭医療専門医後期研修医募集のお知ら
    せです。
    出願期間は 11月30日までです。

    本プログラムは、後期2年間の研修の後、離島でたったひとりの「島医者」になるべく、
    プライマリ・ケア研修をしっかり行うためのものです。
    沖縄県には16の県立離島診療所があります。島の人口は1000人前後、診療所に勤
    務するのは医師ひとり、看護師ひとり、事務員ひとり、といった構成です。
    島では、起こりうるすべての医療に関わる問題に対応することが求められますが、設備
    はレントゲンとエコーなどごくシンプルな装備のみです。
    当然、診療は問診と身体所見を最重視しなくてはなりません。その中で超急性から慢性、
    そして乳児からお年寄りまで、多様な状況で診療を行う必要があります。
    ここでの研修では小手先の知識ではなく、地域に出ることにより病院研修だけでは得ら
    れない、そして生涯有効な知恵を会得することが重要と思っています。
    “The doctors who specialize in you.”「あなたを専門にしている医師です」といつも
    考え、地域のニーズを考えて行動できるような医師になることを目標としています。

    研修内容ですが、病院での急性期のケアから、医師一人の離島診療所という家族や地域
    という枠組みを直接感じ取ることのできる地域医療までプライマリ・ケアの醍醐味をし
    っかり研修することが出来ます。また、外来診療の質を高め、地域を意識したものであ
    り、また整形外科、皮膚科など幅広い診療科での研修を行なうものになっています。
    1学年で5名前後の研修医が在籍する日本で最大規模の研修プログラムであり、多くの仲
    間や先輩、後輩と共に学ぶ環境にあります。
    離島診療所勤務時は、日々の診療や島での生活に関してインターネット回線を利用した
    コミュニケーションツールやテレビ会議システムが活用できるほか、
    年に2週間の研修期間が確保されており、巡回診療専門医や家庭医療指導医による実地指
    導とフィードバックが行なわれています。

    家庭医療専門医を目指し、島医者として活躍したいと考えていらっしゃる皆様のご応募を
    お待ちしております。

    応募方法

    http://www.hosp.pref.okinawa.jp/chubu/unihawaii/phase2.html

    〜11月30日 一次募集

    下記内容を記載の上、担当宛てにメールにてご連絡下さい。

    担当より日程調整・必要書類等のご連絡をさせていただきます。

    担当:多和田・東恩納(tawada_naoshi@hosp.pref.okinawa.jp)

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    沖縄県立中部病院 総合診療科 本村 和久(もとむら かずひさ)
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